穴場の西陣まち歩き職人たちと出会う京都ツアー
定番の観光ツアーでは味わえないほんまもんの技、
人と人との出会いを楽しんでください。
西陣織の伝統の技
各工程の工房をめぐり、体感していただきます。
職人たちの思い
職人さんたちの現場でお話を聞き、西陣織の行程を理解し、京都通になってもらえます。
西陣織の完成までには20を越えるプロセスがあり、それぞれの工程が分業化されています。
その各工程に高度な技術と豊富な知識が要求される西陣織。
その工程のいくつかを実際に工房に出向き見学していただきます。
また、職人さんのお話をゆっくり聞いたり、
京都に根差したツアーガイドが道すがらも楽しく案内、
きっと今までの観光ツアーで味わえなかった楽しみが
見えてくるはずです。
Contents
ツアー内容
参加人数:1~9名様まで。
日 程 :随時受け付けております。(土・日・祝は休み)
時 間 :9:00お迎え、12:00終了 又は13:30お迎え、16:30終了
タクシーにて京都市内のホテル又は駅へお迎え、西陣到着後は徒歩で回ります。
地元のツアーガイドが歩きながら西陣について、地元の情報をまじえながら
帯屋さん、染屋さん、機織工場の3か所へお邪魔しそれぞれお話を伺います。
お帰りはホテル又はご希望の近隣施設までお送り致します。
スケジュール:時間はおおよそになります。
9:00 京都市内のホテル又は駅へお迎えに上ります。
9:20 西陣到着後は徒歩で回ります。(約3分)
9:25 帯屋さんにお邪魔し、お仕事や工程の説明、見学をさせて頂きます。
10:10 帯屋さんから徒歩で染屋さんに移動(約10分)
10:20 染屋さんにて糸染めの様子や色の出し方、糸の種類などについて工場を見学しながら教えていただきます。
11:00 染屋さんから機織工場へ移動(約5分)
11:05 機織工場にて実際に織っておられる現場を見学させて頂き、どのように帯が出来上がっていくのか説明いただきます。
11:40 機織工場からお帰り場所へ移動。(タクシーを停めているところまで徒歩移動)
移動中も西陣の街並のお話などがあります。
*行き先の順番は変わる場合があります。
料金 | 9人 | 8人 | 7人 | 6人 |
(一人当たり) | ¥9,200 | ¥9,700 | ¥10,200 | ¥11,000 |
料金 | 5人 | 4人 | 3人 | 2人 |
(一人当たり) | ¥12,000 | ¥13,700 | ¥16,500 | ¥21,900 |
料金に含まれるもの:
送迎のタクシー代、見学料、駐車料金
添乗員資格のある乗務員がご一緒させて頂きます。
①西陣の職人たちと出会う旅ツアー
お申込みフォームへスケジュール調整が必要な場合はお気軽にお問い合わせ下さい。
ツアーの様子
ある日のツアー工程です。
立ち寄り工房、順序はその日により変わります。
写真はイメージです。
①ホテルにジャンボタクシーにてお迎え
簡単な行程の説明の後、西陣へ向かい出発。
西陣到着後は車から降りて歩きます。
西陣や西陣織のお話も交えながらガイドとともに出発します。
皆さんワクワク、ドキドキ!
②帯屋さん 検品作業見学
古くて新しい体験に感動しながら最後の帯屋さんへ
築100年を越える町屋を活かしたお店の暖簾をくぐると、
お店の方がお迎え下さいました。
奥まで通していただくと、綺麗に手入れされた坪庭が目に付きます。
お部屋には棚に積まれた色とりどりの絹糸、
向いには帯が半ば無造作に積んであります。
テーブルに図案や、それをもとに作られた帯などを広げてもらいながら、
いままで見てきた各工程の説明と、ここでの検品作業などを教えてもらいました。
ルーペで細かな埃や糸が入っていないかなど確認していきます。
かわいらしい帯柄に、思わず「ワーッ、かわいい!!」「キレイ!」
と声が上ります。
このツアーは販売目的ではないので、基本的には見せていただくだけ、
でもどうしてもとおっしゃられる方にはお分けすることも・・・。
③染物屋さん工場見学
町屋の説明などを聞きながら数分歩くと
ゴーッという音と共に蒸気が吹き上がっている染物屋さんに到着です。
忙しく作業をされているので、お邪魔にならないよう、
奥の工場へ入らせていただき、練り工程、染工程について説明いただきました。
熟練の職人さんが一点一点目視で染め色を確認し、染め直されておられる姿に
職人の技をかいま見た気がしました。
真夏はすごく蒸し暑くなります。
④機織屋さん 町屋の中での作業
次は工房の前に来ると「ガシャン、ガシャン」と音を鳴らせて
機会を動かされている機織屋さんです。
町屋の小さな玄関からは想像以上に大きな機会が家の奥に置かれて動いています。
広くはない工場に所狭しと糸や道具が置かれています。
常時100色以上の糸を管理されているとのことでした。
縦糸だけで2,000本もの糸が織り機を通り、横糸と交わり
様々な模様に織りあがっていく様子に感動!
今回の場所は老夫婦でお仕事をされていて、西陣の工程以外にも色々と教えていただくことができました。
⑤ジャンボタクシーにてホテルへお送り
西陣織の行程
織物を生み出すためには、多くのプロセスを経なければなりません。
そして、その分野ごとに専門の技術をもった人々が存在します。
蚕から絹糸をつくることにはじまる糸の道。
企画
このほか、デザインつまり意匠も大切なポイントになります。
そして、そのデザインは、織物の設計図に描き直されるわけです。
その設計図をみながら、紋紙とよばれるパンチカードに穴をあける作業、紋彫といいます。
最近では、この工程をコンピュータに仕組んでいるところも多くなりました。
紋彫:
紋意匠図にもとづいて、たて33センチ、よこ4.5センチ位の短冊型の紋紙にピアノ式紋彫機を使って、経糸の上げ下げを指令する穴をあける作業。
今日では紋意匠図以降の工程をコンピューター化し、コンピューターグラフィックスにより製紋し、フロッピーディスクを使ってコンピュータージャカードに織物情報を指示します。
原料
さて、つぎの段階は、糸染です。糸染は生糸の綛糸をほどいて、
きものや帯のたて糸、よこ糸を染め分ける作業です。
絹糸の原糸は「セリシン」という物質が中心をおおい、ばしばしの状態の糸です。
袋練り・・カセのままの原糸を紐でくくり布袋の中へ入れ、釜の中で石鹸等と一緒に炊く工程の
「精錬」でセリシンを溶かし、シルクの光沢・風合いになります。
西陣織の中にも、さまざまな風合いをもった織物があの、細い何本かの糸を合わせて、糸の太さを加減したり、糸に特別の撚りをかけて風合いを出すのが撚糸の工程。
染色し、ゆすぎ、仕上げ、乾燥と続きます。
先染の紋織物である西陣織にとって、図案とともに重要な作業の一つ。織元の指定通りの色に染め上げなければなりません。
機織
つぎは、西陣の織物は、少ないもので三千本から多いものでは、八千本もの経糸が使われていますが、必要な長さと本数の経糸を準備する仕事が整経(せいけい)です。
それが終わると綜絖です。たて糸を、織機につなぎ合わせる作業。
これではじめてよこ糸が通じて文様が織りあがってゆきます。
これらの準備工程を、西陣では「機ごしらえ」と言っています。
こんな状態で、西陣の分業の部分は、それぞれの世界があって、
いろいろな人たちが、西陣という地域のなかで助けあって生きているのです。
その他の行程
絣(かすり)
西陣織の絣お召は「くくり」と「はしご」の2つの工程によって”たて絣”に変化をもたせるために色々と工夫されます。
綜絖(そうこう)
織物を織るには、緯糸が通る杼道をあけるため、経糸を引き上げねばなりません。
綜絖は、ジャカードの指令にもとずいて、経糸を引き上げる装置です。
綴機(つづればた)
ジャカードの作用によらず、独特の爪かきで紋様を表現してゆく織り方で、西陣織の中でもっとも歴史のある手法の一つです。
手機
金襴や帯の高級品の用に、力織機では織れない複雑な織物はこの手機で織ります。
この手機が綴れ機と区別される点は、ジャカードを使う点です。
織機
西陣は永い伝統技術の上に、日々新しい科学の進歩を導入しています。力織機の活用や従来の紋紙に変え、フロッピーディスクの利用などがあります。
ビロードの線切り
ビロードは、経糸を二重にし、織るときは一定の間隔で針金を織り込みます。
織り上がった後針金の上の縦糸を切ると、経糸が毛羽立ち、線切りビロードとなります。
整理加工
織り上がった西陣織の中でも、お召などのように蒸気の中を通して、独特の風合いを出す整理加工の工程を通るものもあります。
検品
出来上がった織物を台の上に広げて
織り傷や汚れがないか検品します。
お申込みについて
・お申し込み頂いてから、各工房へ立寄れるか伺う為、予約完了のご連絡までに1,2日かかる場合があります。
・全行程、徒歩での案内となりますので履き慣れた靴でご参加下さい。約2キロほどの距離となります。
・荒天、気象状況等により中止になる場合があります。
お客様の都合で取り消される場合は旅行代金に対し次の通り取消料を頂きます。
出発日の4日前まで 無料
出発日の3日前 10%
出発日の2日前 20%
出発日の前日 50%
出発日当日 出発開始後・無連絡 100%
お問合せ
①西陣の職人たちと出会う旅ツアー
この旅行は旅行企画萬転が企画・実施するものです。旅行条件につきましては当社の旅行業約款(企画旅行約款)によります。何かご不明な点があれば表記の旅行業取扱い管理者におたずね下さい。
京都府「京都匠の巡礼 着地型旅行プラン」にて最優秀賞に輝きました。